結婚という言葉

「これからどうするの?って聞かれることもありますけど、私は自分が快適であれば、フリーターやっててもいい。
今一番楽しい時間が、朝遅く起きて、ニュース見ながら、何も考えずにボーッとしてる時間なんです。その時間帯って、たいていの人は慌ただしくしているんですよね。
私は、アルバイト先が飲食店で夕方から深夜にかけての仕事なので、それまで自由に時間を使えるんです。夜のバイトがやめられないのはそんな時間が欲しいからかもしれない」

何も考えなくていい時間……彼女にとってそれは、自分が日本人であるとか、二十二歳の女性であるとか、フリーターをしているとか、
将来は結婚して家庭を持つとかいった現実のことから遊離できる時間なのだ。「将来への不安はないわけじゃないです。
でも、今、それほどお金のかからない生活だからかもしれないけど、いざとなったら、どんな仕事でもできるって思ってるから。
もっとしっかりしたら、前向きに考えたりするのかもしれないけど、今は結局、自分においしいとこだけ考えてしまう。

来年あたり遊びがてら学校にでも行って、再来年は車の免許でもとろうかなとか思うけど、どうなるか……。ノホホンとしてるんですよ」けれども、昔よりは、結婚という言葉が身近になってきたとはいう。
「田舎は遊ぶところが少ないから、結婚も早いんです。もう二人目の子供が産まれてる同い年の友だちもいる。
自分は気楽に一人でいるけど、みんな結婚していくんだなって、人生の流れの中の一つに、結婚ってものがあるんだなって感覚はみんなと同じように持つようになった。


参考:
FF032_L

WordPress Themes